【アニメ】
・凪のあすから 第19話「まいごの迷子の…」
・凪のあすから 第20話「ねむりひめ」
・凪のあすから 第21話「水底よりの使い」
・凪のあすから 第22話「失くしたもの」
・凪のあすから 第23話「この気持ちは誰のもの」
・凪のあすから 第24話「デトリタス」
・凪のあすから 第25話「好きは、海と似ている」
・凪のあすから 第26話「海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。 ~Earth color of a calm~」

これは平日アニメシリーズじゃなくてガチな環境で集中して見たかったアニメ!
凪のあすから!
ずーっと気になってたんだよね、作画きれいだし、キャラデザいいし。
ついに見たらもう…もう…(*´ω`*)

美海かわえええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
最初はまなかLOVEだったんだけど、美海が躍り出てきてからののめり込み!
なんじゃいこのクッソかわいいキャラ!
こんなのありかよ…悶絶しまくり(*´ω`*)
何が一番いいかって、大人しそうなキャラなのに、アツいんだよ。
あらゆるものにぶつかって、一生懸命で、でもあんまり報われなくて。
それなのにアツさが消えないっていうか、一途なんだよね。
未だかつてこんな惹かれたキャラいないかもしれん。
柑菜(なつまち)も相当というか似たようなキャラだったけど、こりゃ柑菜以上ですわ。僅差で。
もうこれは美海グッズ揃える勢い。
なのになんでフィギュア出てないんだよクソがああああああああ!
美海(*´Д`)ハァハァ

キャラの話で繋げると、それぞれのキャラが結構個性的というか、ほぼ全員魅力的だよね。
一般的にはしない展開で生まれたキャラ(あきらとか)や、世界観独特のキャラ(うろこ様)とかいて、
みんな個性を放ってて存在感があって面白い。
ただ要はちょっと疑問かな…。
終始ナゾキャラで、存在感は一応あったけど「つなぎ」感がものすごい。
複雑な恋愛関係を描く中で必須のキャラだったのは分かるけど、もうちょっと何とかならんかったかなぁ。

あとアニメ的に言うと、この作品はオタク向けでもあり腐女子向けでもあるってとこがすごい。
キャラの構成や立ち位置的に、一般的にオタクが好む美少女キャラを用意しておきながら、
一方で腐女子が好みそうな美少年キャラを惜しみなく投入して、×の妄想を膨らまさせるという…。
すげぇよ。

でキャラの話を締めくくるキャラランキングを。
今回はメインのキャラに絞るよ。

美海 >>> まなか >>>>>>> さゆ >>>>>>>>>>> ちさき

圧倒的に美海なのは間違いないんだけど、まなかはまなかでたまらんのよね。
さゆは平均的萌えレベル。
ちさきは…あんまいらんな。

さて個別の評論を始める前に評価出そう。
ヤバい点数が出たぞ。

総合評価:96/100点
作画:300/300点 [まさかの満点だけどこれ以上の作品はないはず。どこで切っても完璧]
展開:295/300点 [秀作。話ごとのラストの余韻が神。EDぽかーん率高し]
ストーリー:285/300点 [独特の世界観で繰り広げられ、「そうくるか!」と面白い。ややまとまり不足?]
音楽:190/200点 [全部すげぇけどOP2が好き。普通はスキップするのにOPED共に全話見ちゃった]
キャラ:95/200点 [美海もまなかも大好きだし、嫌いなキャラがいない。うみうし~]
声:85/100点 [ちさきがなぁ…あとはキャリさんもいるし美海も完璧]

もうね、CLANNAD ~AFTER STORY~(95点)越えて史上最高得点!
これはすごい作品だわ。
ほんとに秀作としか言いようがない。
97点以上はじき出す作品に出会えるのだろうか…。
分からないけど、とにかく言えるのは、凪のあすからという作品に出会えた俺は幸せだったということ。

まず作画。満点の300点には当然理由がある。
①キャラデザ
あんなかわいくて繊細なキャラデザなのに、よく崩れずに2クール終わったな。
それからキャラに対する愛が、キャラの描写から伝わってくる作画だった。
仕草とか表情もよく変わるし、髪の毛の描写もすごい。
この手の青春群像劇に要求される心理描写が、そういうのですごい表現されてた感じ。
②演出
とにかくきれい。背景もキャラも、全部きれい。
光がふんだんに取り入れられてて、まぁそれが物語の根幹でもあるんだろうけど、
そのおかげで世界観が独特のものであるって感じが強く出てたな。
海に潜りたい。
③アイテムのデザイン
全部かわいい。
丸っこいデザインに統一されてて、どこにも顔があって、あんな世界に住みたい。
というかああいう日常生活用の商品が売ってたら買い占める。
ほしい。
④廃の効果
俺の趣味もあるんだけど、やっぱり廃が入ってたことでこのアニメ光ったと思う。
世界観として、現代っぽさが消えてるんだけど、廃がそれをより強く印象づけたような。
現代っぽさが消えることで、キャラの心情がさらに強く際だつ気がする。
変にケータイとかあると、心情がかき消される部分があるように思うんだよね。
そういう意味で、廃が果たした役割って大きいんじゃないだろうか。

まあもちろん、300点だからって大絶賛ってわけじゃないよ。
欲を言えばもっと作画だって良くなると思うし(京アニみたいにぬるぬるにするとか)、
表現方法だって例えばefであったように口の動きを発音に合わせるとかもできた。
ただ、この作品にはこれで良かったのかな、って思った。
だから満点。

次に展開。
上に書いた通り、余韻がすごい作品。
1話見終わるごとの余韻もさておき、リアルでもたまに凪あすの余韻が出てくるんだよね。
深く考えたくなる作品というか。
あと、胸キュンレベルが断トツで1位。
萌えとかそんなんじゃなくて、感情を直接いじられるようなキュンっぷり。
心を握られてる。

そんでストーリー。
途中でヒロインがすり替わって、単なる脇役と思ってたのがいきなりヒロインってのも斬新。
そういうストーリーを組んじゃうところがすごい。
世界観のおかげもあって、意表を突いてくるような、ベタとはかけ離れた展開が続いて面白い。
ただ、それを果たして全部拾え切れたのかなぁ、ってのが最終話の感想。
当初295点の予定だったんだけど、最終話の詰め込み具合がちょっとね。
世界観に頼りすぎたまとめ方というか、何でも海で片付けちゃっていいの?って感じ。
CIRCUSの「最終試験くじら」を思い出したよ。あれは比較にならんほどひどいもんだったけどさ。
ただそれでも全体を通してみれば、最終話の粗相は気にならない程度に最高のストーリー。
十分称賛に値すると思った。

大体こんな感じですかね。
すげえ作品だったからついつい長文になっちゃって、明日仕事だってのにもう真夜中ですよ。
とにかくこいつは心を洗われるような作品。
泣けるかどうかは人それぞれな気がするけど、洗われるのは確か。
また見たいな。
つーかBlu-rayが欲しい。高くて手が出せないけども。
北米版出たら絶対買ってやる!
美海、待ってろよ!